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023

カビやダニを防ぐ!
換気と掃除で快適な暮らし

嫌いな家事の上位にランクインするのは、「浴室の掃除」「トイレの掃除」です。きれいに掃除しているのに、知らないうちにカビが発生していることもあります。終わりのない掃除にストレスを感じている方も少なくありません。
日本の家は気密性が高く、昔のように隙間風が入ることも少ないもの。通気性が低いため、季節に関係なくカビやダニが発生する条件が揃っています。
そこで今回は、家で快適に過ごすためにカビ・ダニの予防方法と対策をご紹介します。

快適な空間で生じるカビ・ダニの発生条件と対策

カビ・ダニは発生する原因・条件を知ると、事前に予防ができるものです。

●「湿度・温度・栄養」でカビが発生する

まず、カビの発生条件は以下の通りです。

●カビの発生条件

・湿度70%以上(60%以上で活発に活動、80%以上で一気に繁殖)
・温度20~30度(25~28度が生育に最適)
・栄養分(埃・汚れ・ダニ・食品の食べカス)

これら3つの条件が揃うと、カビは繁殖します。

また、カビが特に発生しやすい場所は、
・浴室・洗面所・トイレ・キッチンなど水回り
・押し入れやクローゼット
・タンスや食器棚・冷蔵庫などの裏側
・布団やマットレス
・外壁に面して置いた家具の裏側

共通して、風通しが悪く湿気がたまりやすい場所です。掃除も行き届きにくく、埃や汚れがたまりやすいので、カビにとっては快適な場所と言えます。

●ダニの発生条件はカビとほぼ同じ!

次に、ダニの発生条件は以下の通りです。

●ダニの発生条件

・湿度60%~80%
・温度20~30度(25~28度が生育に最適)
・豊富な栄養分

ダニの発生条件は、カビとほぼ同じです。つまり、カビがあれば同時にダニも発生していると言っても過言ではないでしょう。

また、次のような条件が加わることで、より多くのダニが発生しやすくなります。
・掃除をマメにしない(食べこぼしや埃を取り除かないまま)
・窓を閉め切って換気をしない
・洗濯物を部屋干しする
・畳の上に絨毯やカーペットを敷いている
・布団をマメに干さない
・起きてすぐに布団を押し入れに入れる
・加湿器を使用している

さらに、ダニはさまざまな食品にも発生します。
『小麦粉・お好み焼き粉・パンケーキ・煮干し・鰹節・魚粉・干ししいたけ・スナック菓子・ココア・ドライフルーツ・チョコレート・味噌』など、ダニが発生しやすい食べ物は要注意です。

●カビ・ダニの発生を抑える対策

カビ・ダニの発生を抑える対策は、「換気」と「こまめな掃除」です。
換気をして空気を入れ替えると、湿度が下がります。冬場は湿度だけでなく室温も下げられるので、寒いですが定期的に換気しましょう。
また、こまめに掃除をすると栄養分を取り除くことができるので、カビ・ダニの発生が抑えられるでしょう。

【場所別】カビ・ダニの予防・対策方法

「知らないうちにカビ・ダニが発生していた……」
家の中でカビ・ダニが発生しやすい場所は、特に対策が必要です。場所別のカビ・ダニ対策は下記の通り。

●浴室

浴室はカビやすくて、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
毎日できる対策は、入浴後の浴室に水のシャワーをかけることです。壁だけでなく、温度が上がりやすい蛇口や鏡浴槽周りにもかけます。「最後にお風呂に入った人が担当する」など、家庭内でルールを決めるとよいでしょう。
また、カビ掃除をしたあとは、天井・壁・シャンプー台の下・ドア・ゴムパッキンを消毒用エタノールで拭き上げるのも効果的です。さらに、お風呂場の換気をするときは、ドアは全開ではなく10cmくらい開けるくらいにします。少しだけ開けることで、壁を伝って風がお風呂場全体にまわります。

●洗濯機

洗濯機を使わないときはドアを開けておきましょう。閉めてしまうと湿気がこもってしまい、洗濯機の中にカビが発生する原因になります。同じ理由から洗濯物のカゴは通気性がいいものを選び、濡れたままカゴに入れるのは避けましょう。

●押し入れ・クローゼット

押し入れやクローゼットに発生したカビは、いきなり濡れた雑巾で拭いたり、掃除機で吸い取ったりしてはいけません。カビの胞子をまき散らしてしまうことになります。掃除の際は、乾いた布に消毒用エタノールをつけて拭きましょう。
クローゼットは壁から5cmくらい離して配置すると、湿気がたまりにくくなります。

●冷蔵庫

冷蔵庫のカビ発生の原因は、食品だけではありません。掃除の際に濡れた布で拭いたり、棚板やトレイなどを洗った際に完全に乾く前に戻してしまったりすることで発生します。棚板やトレイは、完全に乾かしてから戻すことが大切です。
また、掃除に使う布は必ず新しいものを使いましょう。使用済みの布巾は雑菌がついていて、冷蔵庫内で繁殖させてしまうことになりかねません。さらに、意外とカビが多いのが、「製氷機」です。軽視せずに定期的に洗いましょう。

●座布団・絨毯・ぬいぐるみ

敷布団や絨毯、ぬいぐるみなど頻繁に洗えないものは、布団乾燥機にかけましょう。
また、夏は布団乾燥機の代わりに、車の中でも同じような効果が得られます。黒いビニール袋に布団などを入れてガムテープで密閉します。そのまま車の中に放り込んで放置するだけ。1時間もすれば、ビニール袋の中は70度以上になります。ダニは60度以上だと短時間で死滅するといわれているので、70度以上になれば10分もかからないでしょう。ビニール袋から出した後は、しっかりと掃除機をかけてください。

カビで気になる「洗濯物の生乾き臭」!イヤなニオイの撃退法

家の中のカビが原因で気になることといえば、「部屋干しした洗濯物の生乾きのニオイ」です。衣類のカビ臭さは、カビそのものの臭いではなく「カビ+細菌」によるものです。風通しの悪い部屋干しは衣類が濡れている時間が長いため、雑菌(モラクセラ菌)が繁殖してしまいニオイが発生してしまいます。

そのため、部屋干しをするときは早く乾かすことがポイント。エアコンや扇風機を活用して乾かしましょう。
その際、洗濯物は丈を揃えず、長短をバラバラにして干します。エアコンや扇風機の風が洗濯物の間を通り、乾きやすくなります。また、洗濯物のあいだや下に新聞紙を置くと、湿気を吸い取り、消臭効果を発揮します。

まとめ

人間にとって快適な空間は、カビ・ダニにとっても最適な空間です。
春~夏はエアコンの除湿機能を活用し、冬場は室温を上げすぎないようにしましょう。温度、湿度を発生条件にならないように換気をし、栄養分となるものを掃除で取り除きましょう。季節に関係なく一年中対策しておくことが大切です。

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